メニュー

知っておきたい!糖尿病とは何か

[2023.09.05]

狛江市にある内科【やまだ総合内科】です。

現代社会における生活習慣病の一つで、多くの人が影響を受けている糖尿病。しかし、その実態とは何でしょうか?この記事では内科医師が糖尿病の本質、症状、治療法、そして予防について詳しく解説します。

糖尿病とは何か?

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の代謝異常によって引き起こされる慢性的な疾患です。通常、私たちの体は食事に含まれる炭水化物を消化し、ブドウ糖という形で吸収します。そのブドウ糖はインスリンというホルモンによって細胞内に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。しかし、糖尿病では高血糖が持続することによってインスリンの働きが不十分となるインスリン抵抗性という状況がおきるため、血液中のブドウ糖が適切に細胞に取り込まれず、高血糖状態が持続します。高血糖状態がつづくことで細い血管にダメージが蓄積することによって引き起こされる血管の病と言えます。

 

糖尿病の種類

1型糖尿病と2型糖尿病の違いと特徴について解説します。

1型糖尿病は、免疫異常によってインスリンを産生する膵臓の細胞が破壊される自己免疫疾患です。このため、インスリンの分泌が極端に低下し、インスリン注射を必要とします。一方、2型糖尿病は体重増加や運動不足、遺伝的要因などが関与し、インスリンの効果が不十分になることで発症します。初期段階では食事療法や運動などの生活習慣の改善で対応できますが、進行すると薬物療法やインスリン療法が必要になることがあります。

 

糖尿病の症状

糖尿病の初期症状はほぼありません。高血糖状態が長期にわたると口が渇く 口渇、水分を多く飲む 多飲、多く出る 多といった症状が現れます。さらに長期間(数年から十年という長い期間)にわたって高血糖が続くと、血管障害により視力の低下(網膜症)や手足のしびれ(神経障害)などの合併症が発生します。

 

糖尿病の診断方法

糖尿病の診断には、血糖値の測定が一般的に用いられます。空腹時血糖値が126 mg/dL以上、随時血糖値が200mg/dL以上、ブドウ糖負荷後血糖値が200 mg/dL以上かつHbA1c6.5%あれば、糖尿病と診断されます。

 

糖尿病の治療法

糖尿病の治療には、まず生活習慣の改善が重要です。食事内容や食事の時間帯を調整し、血糖値のコントロールを図ります。適度な運動(有酸素運動)も血糖値を下げる効果があります。また、薬物療法やインスリン療法は、血糖値を適切にコントロールするために使用されます。

 

糖尿病の予防:生活習慣を振り返ること

糖尿病の予防には、適切な食事や運動、ストレスの管理が重要です。バランスの取れた食事や食物繊維を多く含む食品の摂取、過剰なカロリー摂取の抑制などが推奨されます。

 

当院では栄養士との時間をいただき、現在の活動量に見合った食事は何か?苦にならない食事の工夫を患者さんやご家族と一緒に考えていきます。

 

また、定期的な適度な運動も血糖コントロールに役立ちます。ストレスは血糖値の上昇に関与するため、リラックス法や趣味活動などでストレスを軽減することも大切です。

 

糖尿病と合併症

糖尿病が放置されると、さまざまな血管病が発生するリスクが高まります。例えば、網膜症や糖尿病性腎症、神経障害による末梢神経障害、足の潰瘍や感染症を引き起こす可能性のある足病変などがあります。予防には血糖値の適切な管理や定期的な検査が重要です。また、禁煙や適切な血圧・脂質コントロールも合併症の予防に役立ちます。

 

まとめ

糖尿病はその多くに生活習慣が大きく影響し、管理が適切に行われれば生活の質を維持することが可能な病気です。予防と早期発見が重要であり、それを可能にするためには正確な知識と理解が必要です。狛江市にある総合内科【やまだ総合内科クリニック】では、糖尿病に関する相談や適切な治療を提供しています。糖尿病についての理解を深め、健康的な生活を送るための一助になれば幸いです。内科をお探しなら、狛江市の総合内科【やまだ総合内科クリニック】までご相談ください。

一般的な内科の病気ついてはこちら

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME