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健康診断(健診)/検診の重要性と受診のタイミング

[2023.06.28]

狛江市にある内科【やまだ総合内科】です。今回は、健診の重要性と受診のタイミングについて説明します。健診は、自分自身の健康状態を把握し、疾患の早期発見や予防に役立つ大切なツールです。
しかし、その重要性を理解しつつも、何を検査するのか、どのようなメリットがあるのか、いつ受診すべきなのか、といった具体的な知識がない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、健康診断の目的と重要性、メリットと予防効果などについて具体的に解説します。一方、検診は特定の病気を発見するために行う検査のことを指します。
病気の早期発見、早期治療につながることを目的としています。代表的な検診はがん検診です。

健康診断

1. 健康診断の目的と重要性

狛江市にある内科【やまだ総合内科】です。今回は健診の重要性について説明します。健診は、患者様の健康状態を把握し、病気を予防することを目的としています。特に、生活習慣病や心臓病、脳卒中などの疾患の可能性について把握することは、その後の早期発見、早期治療を始めることにもつながります。
健診の目的は、自身の健康な状態を認識、維持することで、患者様の健康寿命を延ばすことにあります。自分の健康状態を知ることは、健康的な生活習慣を維持し、必要な医療を受けるための第一歩です。

当院では、健診により高血圧や高脂血症、糖尿病など生活にかかわる問題の可能性があった方に対し栄養士による栄養相談・栄養指導を行うことが可能です。

2. 内科検診のメリット

ここではがん検診について、特にメリットが大きいといわれるものを記載します。

  • 大腸がん:45-75歳 便潜血検査毎年 あるいは数年おきの大腸内視鏡検査
  • 胃がん:50歳以上 バリウム検査1-3年おき あるいは胃カメラ2-3年ごと
  • 乳がん:40-75歳 マンモグラフィーを2年おき
  • 子宮頚がん:性交開始後21歳-65歳 子宮頸部細胞診を2-3年に一度 HPV検査5年ごと
  • 肺がん:50-80歳 喫煙歴(1日1箱20年以上)があり、禁煙15年未満の方 低線量CT毎年

人間ドックなどで幅広く多くの検査項目を行っているところが多くありますが病気の早期発見、早期治療を行うためのメリットが多い検査を行う必要があるといえます。

3. 健康診断を行う推奨される頻度とタイミング

健診を行う年齢や推奨される頻度は、年齢や健康状態、家族歴などによります。一般的には、20歳を過ぎた大人は少なくとも2~3年に一度受けることが推奨されています。しかし、特定のリスクがある場合、例えば遺伝的な疾患が家族にある場合や、既に何らかの病気を抱えている場合などは、より頻繁に健診を受けることが求められます。
また、健診のタイミングについては注意が必要です。体調が良い時に健診を受けることで、正確な健康状態を把握することができます。体調がすぐれない時や、風邪をひいている時などは、基礎的な健康状態が正確に把握できない可能性があるため、無理に受ける必要はありません。
さらに、定期的な健診は、自身の健康管理だけでなく、家族や大切な人とのコミュニケーションにも役立ちます。健康状態を共有することで、互いの健康を思いやり、支え合うことができます。

4. 健康診断検診の内容と検査項目

健康診断は、一人ひとりの健康状態に対する全体的な見識を提供するために、様々な検査項目を含んでいます。一般的な健康診断では、次のような検査が行われることが多いです。

まず、身体測定と基本的な健康情報の確認から始まります。これには、身長、体重、血圧、体温などが含まれます。さらに、生活習慣についての質問や、ストレスレベル、睡眠状態、飲酒や喫煙の状況なども確認されます。

次に、血液検査が行われます。これは、身体の各種機能を評価し、異常がないかを確認するための重要な手段です。血液検査では、白血球数やヘモグロビンレベル、血糖値、コレステロール値などが測定されます。これらの値が基準値から大きくずれている場合、潜在的な疾患の可能性を示すことがあります。

また、尿検査も行われます。これは、腎・尿路系の異常や糖尿病の合併症を確認するためのものです。

さらに、必要に応じて心電図検査や胸部レントゲン、超音波検査なども行われます。これらは、心臓や肺、腹部の臓器の健康状態や動脈硬化を評価するためのものです。
これらの検査項目は一例であり、患者の年齢や性別、健康状態、リスクファクターにより、追加的な検査が行われることもあります。そのため、健康診断の際は医師とよく話し合い、自身の健康状態や懸念点を適切に伝えることが重要です。

5. 健診/検診で特に注意すべき疾患とリスク

内科健診/検診は、潜在的な健康問題を早期に発見し、適切な対応を行うために非常に重要です。健診/検診では、特定のリスクファクターや症状に基づいて、以下のような疾患に特に注意が払われます。

  1. 心血管疾患: 高血圧、高コレステロール、糖尿病などのリスクファクターを有する人は、心血管疾患のリスクが高まります。心電図や超音波検査、血液検査を通じて、早期に発見し治療を開始することが重要です。
  2. 糖尿病: 飲食の乱れや運動不足、肥満などが糖尿病の発症リスクを高めます。血糖値の測定や尿検査により、早期発見と管理が可能です。
  3. 肝疾患: アルコールの過剰摂取や肥満、ウイルス感染などが肝疾患のリスクを増加させます。血液検査や超音波検査を用いて、肝臓の健康状態を評価します。
  4. 慢性腎臓病: 高血圧や糖尿病などのリスクファクターを持つ人は、慢性腎臓病のリスクがあります。尿検査や血液検査により、腎臓の機能を評価します。
  5. 腫瘍: 定期的ながん内科検診により、がんの早期発見が可能になります。年齢や性別、遺伝的要素などにより、必要ながん検診の種類が変わる場合があります。

これらの疾患は、早期に発見と治療を始めることが重要で自覚症状が出てから治療しても治療をし続けなければいけない可能性が高くなります。定期的な健診/検診が非常に重要となるのです。

【まとめ】

健康は一生の宝物です。健診/検診を通じて早期に疾病を発見し、予防策を講じることで、より長く、より健康的な生活を送ることが可能です。健康診断をお考えなら、狛江市の内科【やまだ総合内科クリニック】までご相談ください。患者様の健康をサポートするため、私たちは常に全力を尽くしています。

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